与謝蕪村 郷愁の詩人 (岩波文庫) [ 萩原朔太郎 ]

郷愁の詩人 岩波文庫 萩原朔太郎 岩波書店ヨサ ブソン ハギワラ,サクタロウ 発行年月:1988年11月 ページ数:151p サイズ:文庫 ISBN:9784003106228 蕪村の俳句について/春の部/夏の部/秋の部/冬の部/春風馬堤曲 著者「君あしたに去りぬ。

ゆうべの心ちぢに何ぞ遥かなる…」の詩を引用し、作者の名をかくしてこれを明治の新体詩人の作といっても人は決して怪しまないだろう、と本書の冒頭で述べている。

蕪村をいち早く認めたのは子規だが、郷愁の詩人として、蕪村の中にみずみずしい浪漫性を見出したのが朔太郎(1886〜1942)であり、その評価は今もゆるぎない。

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